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ガソリンタンクのコーティング 失敗から学ぶこと

やや突っ走った作業の失敗内容
1.サンポールの酸性は強力すぎ
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今回のタンク内錆の範囲は4分の1だったのですがサンポールで洗うと錆はきれいに取れる代わりに錆の無い部分に錆が発生してしまい全体が錆びた。酸で溶かすのは錆をつくるようなもので1歩間違うと逆効果。コックの穴は木片でふさいでいた。
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2.夕立ち不注意
内部の錆取り後に日差しが強いので天日干しを行い樹脂を買いに出かけたら夕立ちでタンクがズブ濡れになった。
3.アセトン不要
もともとガソリンが入っていた後に酸で洗い洗剤で洗い外気温が40度の直射日光に当てればアセトン洗浄は不要でした。しかし雨に濡れたのでアセトン洗浄をしたらタンクに大穴が2個増える結果に。アセトンが塗装を溶かしてしまっていた。
4.エポキシ樹脂の上にポリエステル樹脂は乗らない
情報によるとエポキシで穴埋めした状態だとエポキシ樹脂に含まれるアミンによりポリエステル樹脂が固まらない部分が出来てしまう。かなり困った状態。時間が経過すると錆が進行してしまう。
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5.ウレタンコートは接着性が低い
エポキシ樹脂にウレタン樹脂コートをすればポリエステル樹脂を完全硬化させることが出来るらしい。手近に入手できるのは釣具店だ。さっそく使用するが肉盛りできず穴が塞げないので紙を貼り付けた。また前に使用したエポキシに塗ると固まるまで24時間必要とした。
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6.ポリエステル樹脂の白色は沈殿してる
ようやくポリエステル樹脂と硬化剤を混ぜる段階。取り出したポリ樹脂の容器をのぞくと下に5分の1くらい白いかたまりがあった。容器に「良く振って使え」とは書かれて無いのに。
7.ポリエステル樹脂は「あっ」と言う間に全部固まる
樹脂と硬化剤をかき混ぜていても全く粘りが出ないのでタンクを日陰に移動させて2分後に又かき混ぜようと見るとバケツに入れておいたポリエステル樹脂がゼリーのように全部固まっていた。サクサク切れる。
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8.ポリエステル樹脂はアセトンに溶けない
あわてた私はアセトンで溶かせば再利用できるかもとアセトンを入れるとポリエステル樹脂が硬化する時の熱でアセトンは一気に蒸発した。ひどい悪臭。
9.ポリエステル樹脂に短いガラス繊維を混ぜると玉になる
そんな訳で再度ポリエステル樹脂を買ってきて硬化剤と混ぜる。ポリエステル樹脂はヒビが入り易いのでつなぎとしてガラス繊維ミジン切りを追加して即タンクへぶち込む。
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タンクを回して樹脂を行き渡らせる。あまった液をガソリンコック穴から排出。見事に穴にガラス繊維がはさまった。なんとか出した余分な液は出している間に全部固まっていた。
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10.ボリエステル樹脂の使用気温は30度まで
30度で使う場合は硬化剤5%を混ぜる。30度以上だったので3%くらいにしてみたがまだ多かったと思う。
11.アメ色は安いんだけど色が薄い
アメ色は白色より1割安い。しかし錆に塗ると下が見えてしまう。
12.外に付いたポリ樹脂がベタつく
なぜかタンクの外に付着したポリエステル樹脂は硬化せずベタベタしたまま。薄く塗ると空気中の水分が混入しやすいためなのか。アセトンで脱脂しないからなのか不明。手に付いた樹脂はガムテープで簡単に取れる。